タイトル |
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ja
ブロック型言語からテキスト型言語への移行を補助するプログラミング学習環境
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作成者 |
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ja
宮島, 拓三
ja-Kana
ミヤジマ, タクミ
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内容注記 |
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Other
2021
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Abstract
2020年よりプログラミング教育が小学校で必修化され,多くの学校では教材としてブロック型言語のプログラミング環境が用いられている.そのため,ブロック型言語を既に学習したが,テキスト型言語はまだ初学の段階のプログラミング学習者が増加することが予想される.一方で,現在実用的なプログラム開発で一般的に用いられているプログラミング言語は,テキスト型言語である.そこで,このようなブロック型言語学習者が,テキスト型言語を学習する際のハードルを低くすることを目標に,ブロック型言語からテキスト型言語への移行を支援するプログラミング学習環境「TABLET」を設計し実装した.TABLETは,対象のテキスト型言語の非終端記号に対応するブロックを導出する操作と,テキストで直接プログラムコードを記述する操作の2つの操作を同期的に採り入れることで,ブロック型言語とテキスト型言語の対応の把握を容易にし,両者の両立を目指した.学習者に対象のテキスト型言語の構文を意識させるために,ブロックの操作にはその言語の構文規則に則る必要がある,導出操作を採り入れた.また,対象とするテキスト型言語に相当する構文規則をTABLETに与えることで,その言語に合うブロックを生成し,どのようなテキスト型言語にも対応できる汎用性を実現した.本学部2年生を対象とした評価実験より,TABLETを用いることで,ブロックとテキスト間の対応関係が把握しやすくなり,対象のプログラミング言語の構文について理解しやすくなったという結果が得られた.また,作成するコードがより複雑で長くなるほど,ブロックによる操作の割合が減り,テキストによる操作の割合が多くなった.実験を通して,TABLETはブロック型言語からテキスト型言語への移行に有用であることが示された.
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言語 |
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資源タイプ |
thesis |
出版タイプ |
AM |
資源識別子 |
URI
https://uec.repo.nii.ac.jp/records/10264
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学位情報 |
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学位授与機関
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学位授与年月日
2022-03-24
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学位名
修士
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ファイル |
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コンテンツ更新日時 |
2023-09-08 |