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タイトル
  • ja 北海道大学病院歯科診療センターにおけるRapid Prototyping Techniqueにより作製した顎顔面模型の臨床応用
  • en Clinical Applications of a Maxillofacial Model using a Rapid Prototyping Technique in the Center for Dental Clinics, Hokkaido University Hospital
作成者
    • ja 大井, 一浩 en Ooi, Kazuhiro
    • ja 黒須, 拓郎 en Kurosu, Takuro
    • ja 高野, 昌士 en Takano, Masashi
    • ja 北田, 秀昭 en Kitada, Hideaki
    • ja 榊原, 典幸 en Sakakibara, Noriyuki
アクセス権 open access
主題
  • Other en rapid prototyping technique
  • Other ja 顎顔面模型
  • Other ja 手術シミュレーション
  • NDC 497
内容注記
  • Abstract ja 北海道大学病院歯科診療センターでは,2001年からRapid Prototyping Techniqueによる粉末凝結式積層造型装置を導入し,この装置により作製した顎顔面模型(以下RP顎顔面模型)を用いて手術シミュレーションを行なっている.そこでわれわれは,当院におけるRP顎顔面模型の臨床応用の実績と概要を報告する.対象は2001年1月から2009年1月までに北海道大学病院歯科診療センターでRP顎顔面模型を用いて手術シミュレーションなどを行った症例とした.症例の顎顔面をCT撮影し,骨データを抽出して金属アーチファクトを除いたデータを取得した.これらのデータを三次元画像表示解析ソフトウェアで三次元構築処理し,積層造形装置Z402で症例のRP顎顔面模型を作製した.8年間でRP顎顔面模型を使用した症例は139例であった.その内訳は,顎矯正手術93例,顎堤形成術・骨移植術22例,悪性腫瘍切除術・顎骨再建術15例,口蓋形成術4例,インプラント埋入手術3例,エピテーゼ2例であった. 症例1:小下顎症と顔面非対称の顎矯正手術において,RP顎顔面模型を骨切りし,上下顎骨形成術をシミュレーションして手術を行なった. 症例2:骨格性右側方開咬の顎矯正手術において,RP顎顔面模型を骨切りし,移動骨片の異動量・方向,骨延長装置を決定し,骨延長法をシミュレーションして手術を行なった. 症例3:右下顎歯内癌の腫瘍切除術と顎再建術においてRP顎顔面模型を用いて下顎骨区域切除と再建をシミュレーションして手術を行なった. 症例4:耳介エピテーゼの製作に際し,RP顎顔面模型によりエピテーゼの原型を作製した.これらのRP顎顔面模型の臨床応用は,治療計画の困難な症例において,精度と安全性を高めるうえで有用であった.
出版者 ja 北海道歯学会 en Hokkaido association for dental science
日付
    Issued2010-12-15
言語
  • jpn
資源タイプ journal article
出版タイプ VoR
資源識別子 HDL http://hdl.handle.net/2115/45816
収録誌情報
    • PISSN 0914-7063
    • NCID AN00229778
      • ja 北海道歯学雑誌 en Hokkaido journal of dental science
      • 31 2 開始ページ112 終了ページ120
ファイル
    • fulltext 11_ooi.pdf
    • 1.86 MB (application/pdf)
      • Issued2010-12-15
コンテンツ更新日時 2024-11-02