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タイトル
  • ja 投資家の「意見の不一致」と株価 : サーベイデータによるJASDAQ市場の分析
  • ja-Kana トウシカ ノ イケン ノ フイッチ ト カブカ : サーベイ データ ニヨル JASDAQ シジョウ ノ ブンセキ
作成者
    • ja 祝迫, 得夫 en Iwaisako, Tokuo ja-Kana イワイサコ, トクオ
    • NRID 1000090292523
    • 所属 ja 一橋大学
      • kakenhi 12613
寄与者
    • Editor ja 日本経済の物価変動ダイナミクスの解明 = Understanding Inflation Dynamics of the Japanese Economy
アクセス権 open access
内容注記
  • Abstract ja 行動ファイナンス研究における,投資家間の「意見の不一致のモデル」のインプリケーションを,日本のJASDAQ市場のデータを用いて検証した.(株)QUICKによる,QSS株式機関投資家の株価予想のサーベイ結果の標準偏差を投資家の「意見の不一致」の尺度として用い,まずそれが現在の株価を上昇させることを示した.さらに,「意見の不一致」が大きい時には,投資家が同時点では観察できないサーベイ予想ベースの予想株価上昇率が低下することを見た.このことは,サーベイ調査がカバーしている市場参加者全体の来月の株価予想の平均に比べ,市場価格に直接反映されている楽観的なサブ・グループのそれが高いことを示唆している.また,制度的な「裁定の限界」から,「意見の不一致」のモデルがより当てはまると考えられる日経JASDAQ平均に比べ,より成熟した市場の指数であるTOPIXについての分析結果は,まったくと言っていいほどモデルのインプリケーションを満たしていない.したがって,東証一部のような大規模銘柄に比べ,JASDAQ市場で取引されているような小規模銘柄に関しては,制度的な「裁定の限界」が株価形成により大きな影響を与えているものと考えられる.
  • Other 日本学術振興会・科学研究費補助金(学術創成研究費) = JSPS Grant-in-Aid for Creative Scientific Research
出版者 Research Center for Price Dynamics, Institute of Economic Research, Hitotsubashi University
日付
    Issued2008-03-03
言語
  • jpn
資源タイプ technical report
出版タイプ VoR
資源識別子 HDL https://hdl.handle.net/10086/15724
関連
  • isPartOf Working Paper Series ; No. 19
収録誌情報
  • ページ数19
ファイル
コンテンツ更新日時 2024-03-02