タイトル |
|
その他のタイトル |
-
en
Water chemistry of lakes located at Murodo-daira, on Mt. Tateyama
|
作成者 |
|
内容注記 |
-
Other
立山地獄谷の噴気の強まりに伴い,周辺にあるミクリガ池,ミドリガ池,リンドウ池の水質を調査した.ミクリガ池の水質は,各イオン成分の濃度は調査した湖沼の中では低かったが,10年前,20年前の水質と比べて硫酸イオン濃度が2倍以上となり,塩化物イオン濃度もやや高めで,pHの値は0.4~0.5程度低下していた.ミドリガ池はミクリガ池の涵養源の一つである.その水質は,過去の分析データが無いが,ミクリガ池と比べて,硫酸イオン濃度,塩化物イオン濃度が高く,pHの値もミクリガ池の水と比べて0.2程度低かった.ミドリガ池はミクリガ池に比べて噴気の影響を強く受けていると考えられた.リンドウ池は,活発化している噴気点のすぐ西側にあるため,噴気の影響が大きく出ており,薄い硫酸と塩酸が混合したような水質で,pHの値は3前後とかなり強い酸性であった.ただ,カルシウムイオン濃度が低いことから,集水域内に付着した噴気成分が降雨に洗い流されて,地下で十分な中和作用を受けないまま池に流出したものと考えられた.
|
出版者 |
富山市科学博物館
|
日付 |
Created2018-10-30
,
Issued2015-06-20
|
言語 |
|
資源タイプ |
departmental bulletin paper |
出版タイプ |
VoR |
資源識別子 |
URI
http://repo.tsm.toyama.toyama.jp/?action=repository_uri&item_id=1019
|
関連 |
-
isIdenticalTo
NAID
120006632415
|
収録誌情報 |
-
-
NCID
AA12306127
-
ISSN
1882-384X
-
富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum
-
巻39
開始ページ99
終了ページ100
|
ファイル |
|
コンテンツ更新日時 |
2022-10-02 |